【開催報告】OB講師による Tactics特別セミナー第2回を開催しました
ー 2025.11.22 ー
― 名越隆雄氏「北海道開拓・ニセコ・グアテマラを結ぶ軌跡」―
2024年11月20日、北海道フロンティアカレッジ4期生の名越隆雄氏(ベーカーティリージャパン税理士法人・札幌 名越税務会計事務所 所長税理士)をお迎えし、特別セミナーを開催しました。
本セミナーでは、
「北海道開拓に関わった祖先の歴史」
「国際リゾート・ニセコの発展と会計士としての実務」
「グアテマラ名誉領事としての文化・経済交流」
という三つの軸を通じて、名越氏ご自身の歩みと、そこから得られた知見が共有されました。
個人のルーツから国際的な専門業務、そして外交・文化交流へと広がる壮大な軌跡は、参加者に多くの示唆を与える時間となりました。
名越氏は、
この三つが、決して別々のものではなく、一本の線でつながってきたことを、ご自身の経験を交えながら語られました。
東京で約20年間、外資系会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(旧アーサー・ヤング)に勤務した後、札幌に戻り父親の会計事務所を継いだ経歴にも触れ、専門性と地域、そして国際社会との関わりがどのように広がっていったのかが丁寧に語られました。
■北海道開拓と祖先の足跡― 屯田兵・名越源五郎 ―
セミナー前半では、講演者のルーツである北海道士別市の開拓史と、祖先・名越源五郎の生涯について紹介されました。
名越源五郎は、戊辰戦争で敗れた旧会津藩士の家系に生まれ、津軽の戸波藩を経て北海道へ渡り、篠津、江別、室蘭、北見(野付牛)、永山など各地の開拓に携わりました。
日清・日露戦争への出征を経て、明治32年(1899年)、屯田兵として士別に入植。わずか1年後には剣淵・士別間の鉄道が開通するなど、当時の北海道開拓がいかにダイナミックに進んでいたかが語られました。
名越氏ご自身がコロナ禍をきっかけに士別を訪れ、「名越橋」や士別神社で先人の功績を知ったことが、ルーツ探求の始まりとなったことも紹介されました。
その後、祖先の生涯は『会津人群像』に掲載され、現在も士別には「名越橋」「名越道路」としてその名が残っています。
■ニセコの国際化と会計士としての実務― 外国投資の最前線 ―
セミナー中盤では、会計士として関わってきたニセコの国際的発展について、具体的な事例を交えて解説されました。
約20年前、オーストラリア人投資家の案件をきっかけに外国投資へ関与し、現在では事務所売上の約3割が海外投資案件、関与先は法人だけで200社以上に及ぶとのことです。
当初は民宿と大規模ホテルしかなかったニセコに、中・高級路線の宿泊施設が次々と建設され、投資規模も数億円から、現在では1,000億円規模のプロジェクトにまで拡大しています。
一方で、地価高騰や人手不足といった課題、国際投資における税務・スキームの複雑さ、脱税スキームの実態とその問題点についても触れ、表と裏の両面からリアルな現状が共有されました。
■グアテマラとの文化・経済交流― 名誉領事としての活動 ―
後半では、グアテマラ名誉領事としての活動について語られました。
札幌国際プラザからの紹介をきっかけに始まったグアテマラとの関わりは、日本企業とのビジネス支援、現地政府へのプレゼンを経て、名誉領事就任へとつながりました。
文化交流の分野では、
など、単なる外交にとどまらない文化継承への強い想いが語られました。
また、スポーツや独立記念行事を通じた交流など、人と人をつなぐ地道な活動の積み重ねが、国と国との関係を育てていくことの大切さが伝えられました。
■個人の歩みが、地域と世界をつなぐ
本セミナーを通じて、一人の人生の選択や専門性、出会いの積み重ねが、北海道の歴史、地域経済、そして国際社会へとつながっていくことが、参加者に強い印象を残しました。
Tacticsでは、今後もOB講師をはじめ、多様な経験を持つ方々の知見を共有する場をつくり、学びと実践を深めてまいります。
2024年11月20日、北海道フロンティアカレッジ4期生の名越隆雄氏(ベーカーティリージャパン税理士法人・札幌 名越税務会計事務所 所長税理士)をお迎えし、特別セミナーを開催しました。
本セミナーでは、
「北海道開拓に関わった祖先の歴史」
「国際リゾート・ニセコの発展と会計士としての実務」
「グアテマラ名誉領事としての文化・経済交流」
という三つの軸を通じて、名越氏ご自身の歩みと、そこから得られた知見が共有されました。
個人のルーツから国際的な専門業務、そして外交・文化交流へと広がる壮大な軌跡は、参加者に多くの示唆を与える時間となりました。
名越氏は、
- 屯田兵であった祖先の足跡を辿る北海道開拓史
- 会計士として約20年前から関わってきたニセコの国際化
- 5年前から拝命しているグアテマラ名誉領事としての活動
この三つが、決して別々のものではなく、一本の線でつながってきたことを、ご自身の経験を交えながら語られました。
東京で約20年間、外資系会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(旧アーサー・ヤング)に勤務した後、札幌に戻り父親の会計事務所を継いだ経歴にも触れ、専門性と地域、そして国際社会との関わりがどのように広がっていったのかが丁寧に語られました。
■北海道開拓と祖先の足跡― 屯田兵・名越源五郎 ―
セミナー前半では、講演者のルーツである北海道士別市の開拓史と、祖先・名越源五郎の生涯について紹介されました。
名越源五郎は、戊辰戦争で敗れた旧会津藩士の家系に生まれ、津軽の戸波藩を経て北海道へ渡り、篠津、江別、室蘭、北見(野付牛)、永山など各地の開拓に携わりました。
日清・日露戦争への出征を経て、明治32年(1899年)、屯田兵として士別に入植。わずか1年後には剣淵・士別間の鉄道が開通するなど、当時の北海道開拓がいかにダイナミックに進んでいたかが語られました。
名越氏ご自身がコロナ禍をきっかけに士別を訪れ、「名越橋」や士別神社で先人の功績を知ったことが、ルーツ探求の始まりとなったことも紹介されました。
その後、祖先の生涯は『会津人群像』に掲載され、現在も士別には「名越橋」「名越道路」としてその名が残っています。
■ニセコの国際化と会計士としての実務― 外国投資の最前線 ―
セミナー中盤では、会計士として関わってきたニセコの国際的発展について、具体的な事例を交えて解説されました。
約20年前、オーストラリア人投資家の案件をきっかけに外国投資へ関与し、現在では事務所売上の約3割が海外投資案件、関与先は法人だけで200社以上に及ぶとのことです。
当初は民宿と大規模ホテルしかなかったニセコに、中・高級路線の宿泊施設が次々と建設され、投資規模も数億円から、現在では1,000億円規模のプロジェクトにまで拡大しています。
一方で、地価高騰や人手不足といった課題、国際投資における税務・スキームの複雑さ、脱税スキームの実態とその問題点についても触れ、表と裏の両面からリアルな現状が共有されました。
■グアテマラとの文化・経済交流― 名誉領事としての活動 ―
後半では、グアテマラ名誉領事としての活動について語られました。
札幌国際プラザからの紹介をきっかけに始まったグアテマラとの関わりは、日本企業とのビジネス支援、現地政府へのプレゼンを経て、名誉領事就任へとつながりました。
文化交流の分野では、
- 失われたマヤの天然染料を復活させた研究資料の保護
- マヤの血を引く画家カルロス・メリダの作品収集
- 将来的な領事館兼ギャラリー構想
など、単なる外交にとどまらない文化継承への強い想いが語られました。
また、スポーツや独立記念行事を通じた交流など、人と人をつなぐ地道な活動の積み重ねが、国と国との関係を育てていくことの大切さが伝えられました。
■個人の歩みが、地域と世界をつなぐ
本セミナーを通じて、一人の人生の選択や専門性、出会いの積み重ねが、北海道の歴史、地域経済、そして国際社会へとつながっていくことが、参加者に強い印象を残しました。
Tacticsでは、今後もOB講師をはじめ、多様な経験を持つ方々の知見を共有する場をつくり、学びと実践を深めてまいります。
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