運営団体

【開催報告】Tactics特別セミナー第5回

ー 2025.06.25 ー

2025年6月20(金)、第5回Tactics特別セミナーを開催しました。
今回は、講師に札幌大学 客員教授 中田 美知子 氏(北海道フロンティアカレッジ9期生)をお招きし、「クオータ制に命懸け」というテーマで、クオータ制についての解説、北海道全体が活性化するためには…という思い、北海道内の現状と各地の取組みについてお話いただきいただきました。

中田氏は、
・北海道を住みやすいエリアにしたい
・女性活躍の場を増やしたい
・意思決定機関、国会や議会が「オールドボーイズクラブ」となっているのを何とかして変えられないか
・そのきっかけとしてクオータ制を推進していきたい
という思いで、活動を推進されています。

クオータ制は政治分野や企業における女性の参画率を高めるための制度です。
世界経済フォーラムが発表する男女平等度を示す指標である「ジェンダーギャップ指数」において、日本は148カ国中118位、G7では最下位となっており、政治・経済分野の改善が遅れている状況は前年までと変わっていません。
ジェンダーギャップ指数の低い日本においてクオータ制の導入が議論されていますが、導入には意見が分かれており、具体的な決定には至っていません。
中田氏が所属するQの会・北海道では、今後の目標として、(1)クオータ制の啓蒙と道民への周知、(2)道議会の女性議員を2030年までに30%を目指す、(3)道内のゼロワン議会をゼロに という目標を掲げて活動しているとのこと。
また、道内の「女性ゼロ議会」は46議会、女性が一人だけの「女性ワン議会」も50議会(179市町村中)という実態にも触れ、各地の選挙の新しい動き等についてもご紹介いただきました。
性別に関係なく自分らしく生きることができる地域社会を創造していくためには、女性の議員を増やしていくことは重要なテーマとお話されました。
講師の中田様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

Related Posts

ー関連記事ー